モノ作りは好きなんだけど、イラストレーターは使った事はない人って本当に多いです。

それが、Fablabを利用する時の大きな壁です。

モノを作る事が目的であってイラストレーターを覚える事が主になると本末転倒ですね。

イラストレーターは単なる道具ですから。

そんな写真撮影や手書きの絵が得意な人でレーザーカッターを使いたい人の為に操作方法をご紹介します。

イラレ操作が初めてであれば最低限(1時間位は)程度の苦労は必要ですが、パス(ベジェ曲線まで)操作方法を習得する必要はありませんよ。

【イメージからパスを作る。自動選択ツールなんて使わないぞ〜。】

1.手書きでも、版権フリーのイラストでもいいので素材を用意します。

JPEGでもPNGでもいいのでスキャナ等でデータ化します。もしくはデジカメで撮影。

(ホームページ等の画面コピーだって使えますが、著作権があるので注意が必要です)

今回使用するのは版権フリーサイトからダウンロードさせて頂いた以下のPNGデータ。

2.イラストレーターで新規ドキュメントを作成。

「ファイル>新規」

3.画像を開きます。

※配置ではなく、開くです。

「ファイル>開く」

4.画像を拡大縮小し中心に配置します。

5.画像を選択すると「画像をトレース」ボタンが表示されます。

この機能はillustratorバージョン2015CCでは使用できる事を確認してます。

他verまでは調べてないので必要な場合は各自で確認してみてください。

そして「シルエット」を選択。

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6.するとパスに自動変換してくれます!!

変換が終わると「トレース結果」と「拡張」というボタンが現れます。

トレースしただけだとパスになってないので「拡張」ボタンを押します。

これでパスができました。

そしてこの段階ではパスがグループ化されているので「グループ解除」をしてください。

これでそれぞれのパスが編集可能になります。

7.パスが出来ちゃえば後は自由自在。

「塗り」と「線」を切り替えればハイ。カットパスの出来上がり。

 

イラストレーターの一番辛く、大変な作業がパス制作。

それが無くなればちょ〜楽チンです。一度トライしてみては。